今回の講義は横内敏人先生による講評会(zoom)でした。事前に中間提出しているのでそれを踏まえて仕上げた計画の発表です。塾生の多くが課題を提出しているということもあり、朝から丸一日の講評会となりました。私は提出した計画自体はそれなりに評価していただけたのですが、先生が「でもなんか物足りないな、なんだろう・・・。なんか冷たい感じなんだよなぁ。」と。
事前に事務局に発表する内容のデータをメールで送付するのですが、実は送付する発表内容をまとめる段階で複合プリンターが故障してしまい、スキャナが使えない、コピーが使えないとなり。。。仕方なくCAD図をそのままPDFで送付するしかない事態となりました。幸いにも締め切りぎりぎりでプリンターが直ったので慌てて簡易的に着色だけして送付したのですが、これまで先生に見てもらう計画案は手描き図面だったので、そのギャップに違和感があったのかもしれません。
CADで図面を書いても手描きで図面を描いても、出来上がる建物は同じかもしれません。ただ私は手で描くことで線の強弱やフワリとした雰囲気も表現したいと思っています。作図する人によってはCADの方が表現が豊かな場合もあるでしょう。どのような手法であれ、そこから暮らしのイメージや、もしかすると家族の会話までもが聞こえるかもしれません。それくらい図面表現には想いが宿っているように思います。そしてそれはちゃんと見る人に伝わるのです。
今回は図面の表現の中に暮らしの温かみが感じられなかったということ。表現とか伝えるってとても大切なことですね。今回はそのことに気付けて、とても基本的なことですがとても重要なことだと学びました。
もちろん他の方々のいろんな想いのこもった計画案を見ていると、斬新な考え方に新たな発見があったり、きれいな色使いのプレゼンの仕方に感心したり、またそれらの案に対する横内先生や造園家の大北先生、植久塾長のコメントも大変考え方の参考になることばかりでした。
今期はもう一度設計演習があるので、次回は今回の反省を生かした提案になるよう取り組みたいですね。
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