大きな地震がありました。私の地域では揺れはありませんでしたが、それでもいつ起きてもおかしくないということを意識させられました。
私の住む福井県でも過去に大きな地震がありました。福井地震と言われています。1948年ですから今から71年前です。この地震の規模が大きかったためにこの後に「震度7」が設定されました。この地震の当時、高校生だった建築家の人から話を聞いたことがあります。覚えているのは「地震が起きたらガスの火を止めろというが、そんなことは体験したことがない人の言葉だ。その場にいたら立っている事すらままならず、いつ建物の下敷きになるかわからない状況でそんなことを考える余裕などない」と話されていました。それくらい震度7というのは凄まじい揺れと恐怖なのです。神社で遊んでいて灯篭の下敷きになった私の父親も、命は助かりましたが頭蓋骨が陥没しています。それぐらい多くの人が被災しました。震源地である現在の坂井市の死者が、人口の5%というのは甚大な災害であることがわかります。ちなみに阪神淡路大震災の神戸市の死者は人口の0.3%とのことです。(Wikipediaより)
地震が起きてもつぶれない家を建てなければいけませんが、地震の大きさはどんな大きさのものがくるのかはわかりません。家がつぶれなくてもライフラインが機能しなくなることもありえます。そうなってから考えるのではなく、できればこのような機会に考えて調べて準備しておくべきでしょう。私はたまに近くの山に登りに行くのでそのかばんを勝手口にぶらさげてあります。避難の時でも外からでも使いやすいように考えています。中には簡単な炊飯ができる道具と防寒用のシートや手動充電式のランタンなどがあります。これはUSBもつなげられるので携帯の充電もできます。携帯は常に持っていますし、情報を収集するには良いツールです。
あとはこれらの道具をいろんな状況でしっかり使えるようにしておくことも大切です。大人だけではなく、できれば子どもたちも経験しているほうがいいと思うのです。子供と一緒にいる時に災害にあうとは限らないので。そのためには時にはキャンプをしたり、一緒に山登りをしたりという経験も非常に有効だと思います。そのなかで起こるアクシデントに対応する能力を鍛えるという点でもアウトドアの経験は楽しく学べるのでいいと思います。山の上で食べるカップ麺もおいしいものです。
できるだけ自分の身は自分で守ること。それができてこそ誰かを助けることができると思います。
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