これは夜8時の渋谷駅周辺。
下は夜9時のお台場。
お昼ご飯を食べながら情報番組を見ていて、サーモカメラの映像が目に飛び込んできました。街は陽が沈んでも暑いまま。でも自然が多いと日没と共に気温が下がったことがわかります。街とは人が自然を壊してつくったもの。自然とは人が生まれるはるか前からゆっくりと地球と共に出来上がったもの。
みんなどっちに住みたいと感じるのかな。私は断然、下の写真。
私は福井でも中心地から少し離れた、まだ田畑が多く残る街に住んでいます。どちらかといえばお台場のような状況でしょう。住宅が密集しているわけでもないですし大きな建物があるわけでもないので夜になれば風も涼しくなり、窓を少し開けて寝ればエアコンに頼ることも少ないです。
最近はお風呂上りに庭の水やりをしているのと、家の南と北に窓を設けているので、寝るころにはひんやりとした風が心地よく家の中を流れてくれます。
できるだけ少ないエネルギーで暮らす工夫はインターネットで検索することも必要ですが、自然に問いかけたほうが長い目で見るといい答えを教えてくれるように感じています。もちろん自然の恩恵を上手に利用するためには、設計者としては地域の気候や間取りの作り方を常に磨いておかねば、です。それと新しい断熱や気密、技術や商品などの知識も、使うか使わないかを判断するために必要です。
自分の心地いい、美しいと思えるものを作るために、いろいろ調べたり考えたり試してみたり。それが結果、省エネになっていたというのが理想ですね。
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