木製のガラス戸を使うことが度々あるのですが、そこに障子を組み合わせることが多くあります。理由は冬季に大きな木製サッシから暖気が逃げるのを防ぎたいためです。あとは障子を入れるとカーテンは必要なくなりますしね。
障子にしてもカーテンにしてもブラインドにしても、それぞれ得意な分野がありますしいろいろ使い分けていいと思っています。その中でも障子の得意分野と言えばやはり気密性とあかりの質ではないかと思っています。なんだかあかりが柔らかく感じるんですよね。リネンのカーテンなんかも優しい風合いで好きですが、障子のほうが凛とした印象です。ただ桟の太さや本数に気を付けないと、空間が固い印象になったり和風になり過ぎたりしてしまいます。
洋間に障子を使うケースでは、建築家の吉村順三さんがよく用いた通称「吉村障子」と言われるデザイン手法があります。ただ今回は自分なりに空間に合わせたデザインに挑戦してみたつもりです。自分なりにはうまくいったかなっと思っていますが、いかがでしょう。
あとはここに庭木の影や水盤の水面が映り込めば上出来です。
この記事へのコメントはありません。