初回から西口賢さんの考え方やその表現方法にワクワクし、横内先生の熱量に大いに刺激されました。2021年度の1回目からこんな調子では、この先が楽しみでなりません。
私は住宅を設計する場合に建築物だけではなく、庭や駐車スペースなど敷地をどう使うか、周囲の景色や環境とどう馴染ませるかということも同時に考えます。そして庭に関心が向かうと、必然的に樹にも興味が広がります。庭の樹の枝ぶりや樹皮に触れる機会が増えると同時に、建築に使用する造作材や突板などが節のないきれいな部分ばかりを商品として扱うことに、徐々に「うさん臭く」感じていた部分も少しばかりありました。庭木が自然に荒々しく生きる姿と、建築の表面的なキレイ過ぎる表情に差がありすぎるように感じていたのです。
そんなタイミングで西口賢さんの「大地の家」を誌面で見て震えました。
こんな表現をできる人がいるんだ!
度肝を抜かれると同時に、自然をこんな風に建築にできるんだ!と、とても嬉しくなりました。
そしてそんな建築家が今年も講師として来てくれるなんて、さすが鴨川建築塾です。
そして横内先生からは、庭という空間の本質的な考え方や、大工技術の継承などについても個人的な質問に答えていただき、自分自身がまだまだ深く学ばなければいけないことを痛感しました。
まずは横内先生の課題に挑戦ですが、いろいろな人の刺激をいい形で表現したいですね。
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