今回、京都鴨川建築塾(zoom)にスポット参加しました。理由は八島建築設計事務所のご夫妻が講師だからです。
始めて八島さん設計の建物を目にしたのは「牛久の家」という写真が掲載された雑誌でした。素材の質感やその切り替え、空間のボリュームやつながりなどがとても洗練されているなと感じました。自分もこういう雰囲気を出せるようになりたいと思ったことを覚えています。その後もメディアで八島さんの物件を見かけるたびに「独特の雰囲気を持ってるなぁ」と興味を持って見ていました。ですので、この建築を作っている人の話を直接聞けるのは、願ってもいないチャンスです。
塾は植久塾長恒例のお話からです。私は塾長のゆる〜い語り口が好きで、内容が入ってこないくらい気持がいいです。(失礼)
さて八島夫妻のお話ですが、キーワードは3つ。
「デザインのプロセス」「場所を読む」「目的と手段」
誰が何のためにこの場所に建てる必要があるのかということを突き詰めて考えていらっしゃるようです。人と場から浮かび上がってくるような建築という雰囲気でしょうか。そしてご夫婦で設計担当や請負う業務を分けているわけではないというのも驚きでした。あの独特のイラストは奥様が描かれているようですが、プライベートでは家事も特に分担せず、気がついた人がこなしているということ!うらやましいです。。。
さて気になったワードを議事録的に残しておきます
身体スケールを考える
ファーストプレゼンでは図面、模型、パース(もちろん手描き)
リビングなど割と頻繁にジュウタン敷きにする
建具には障子や経木スダレをよく使う
部屋によって天井の高さや素材を変える 天井板はラワンのオイル仕上げが好み
オガタマという常緑樹をよく使う 伊庭さんも使うと言っていた
庭にベンチを作っておくと、そこに暮らしが見えるようでさみしくない
食卓を大切にしている 奥様が家政学を学ばれて実践しているとのこと
ご夫婦ともにとても素敵な雰囲気で、その温もりが建物から伝わってくるようでした。興味深いイイ話でした。しかしいろいろ質問もしたかったなぁ。
次回は堀部さんって言ってたけど、う〜ん、また聞きたい。
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