貴重な生のお話

先日、とあるきっかけから中山繁信さん、中村好文さんの座談会に参加させていただきました。この日はごくごく限られた参加者での座談会。宮脇檀さんとの出会いから今までの道のりを軽妙なトークで、というかもはやベテラン漫才コンビのようなノリで話していただき大いに盛り上がりました。

宮脇さんと言えば『目を養い手を練れ』という本がありますが、目を養う、言い換えれば体験することがとても大切だと。物づくりの姿勢には体験からの気づきが必要で、そこからの配慮があって、それが美しい設えになると、そう自分の中で理解しました。また設えや美しさにも徹底した美学があったようで、その徹底ぶりにも見習う点が多くありました。

そしていい人のところにはいい人が集まるねという話も。そう話すおふたりの近くにも多くの人が集まっているのはそういうことなのでしょう。真剣に向き合っていると例え道は違っても同じ志で生きている人が共感してくれるんだろうなと想像できます。また最近の省エネや高気密の話題では、もっと自分の考えに自信を持とうと。そうなると情報に惑わされなくなるとも。自信をもって自分の考えを通せることは設計ではとても大切ですね。

こうした生での話は心に伝わる熱量が違います。画面を通して同じ話を聞いても、知識としては心に残るのですが長く持たないというか。先生方、主催してくださったMさん、ありがとうございました。写真はこの家の娘さんも交えて。笑

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