『ZEN AIR EIHEIJI』に行ってきました

これまで自分の住んでいる地域で『アート』を感じるイベントが開催されたことはあまり記憶にありません。ということで、さっそく足を運びました。

ZEN AIR EIHEIJI』という活動で、おふたりのアーティストが3ヶ月ほどこの地に住み、その地域性を感じ取りながら作品を制作、発表するというもの。その活動はオープンに行われていて、制作風景を見学するもよし、活動に協力するもよし、意見交換などもその都度あったようです。私もほんの微力ながら活動に協力させていただきました。

アートと地域性ってとても親和性があるというか、馴染みがいいように思います。自然やお祭りなどはとても関係が深いと思いますし、建築なんてのもアートや地域性と密接な関係にあります。アートはそれらを結びつけるコミュニケーション活動みたいな感じですかね。発表されていた作品にも地域性がアーティストというフィルターを通して個性的に反映されていて、作品を見ながらいろいろなことを考えさせられました。

ただ普段の生活の中で「アート」を意識することは、一般的にはあまりないかもしれません。みんな日々の生活に追われていて、そんな余裕なんて無いというのが今の時代のような気がします。個人的には、みんなそんな余裕がないから、建築の中にそっと用意しておいてあげたいというのが僕の考え方です。目線の先にちょっとした棚や、絵を飾れる壁を設けておく感じです。普段は何もしなくてもいいのですが、何かのタイミングで置物や写真が手に入ったらちょっと飾ってもらいたい。そしてそれが住む人のカラーになっていき、建築がひとつのアートになっていってくれると嬉しいなと。

主催者の方々、本当にありがとうございました。建築も美しくありたいと思うので、美を感じる活動にはこれからも参加していきたいですね。

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