平泉寺の家 施主立会い

上棟から約1ヶ月が過ぎ床の下地も歩ける状態になっているので、施主様家族と建物内を一緒に見て歩くことにしました。

屋根の瓦も葺き終わり、外壁は下地がほぼ終わり仕上の板張りを待つ状態。内部は床の下地はあるものの、壁や天井は下地も含めまだこれから。ただ構造的な工事を終えた内部では、自分の身で空間を体感できるので、これまでの打合せとは全く違う感覚で見えていたのではないでしょうか。施主様家族や一緒に来られたご両親もみんなで空間を味わいながら、これからの暮らしを想像して盛り上がる楽しい会となりました。

大工工事の最中はそれ以外にも電気や設備、その他多くの職人で毎日作業が進みます。大工の仕事はそれらの業種の人達がスムーズに仕事を進められるための下地作りとも言えます。木の構造は屋根や2階の床を支えるために柱が建っていますが、大工さんは他の業種の職人さんの仕事を考えることでこの建築を支えています。そう考えると大工さんは大黒柱そのものだな、なんてことを感じたりするのでした。

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