『平泉寺の家』地鎮祭

造成は既に終えていたので、これから始まる工事の前に土地の神様にご挨拶です。工事の安全と、完成後の幸せな暮らしを祈願しました。

土地形状は南北に約35mで幅は約7m~15mと台形、南北に対して傾斜もありますし隣地との高低差もあります。配置計画は住宅を検討する時に最も優先して考えますが、敷地や周囲に高低差がある場合は基準となる高さの設定もとても重要です。山間部では素晴らしい景色が広がる一方で敷地や周囲が平らではないので、建築が違和感なく地面に馴染むように考えています。

そして風景は変わらなくても、建築を取り巻く環境は変わっていきます。例えば耐震に関する考え方や断熱材など新建材の登場。そして最近はいろいろな影響で材木の供給がとても不安定です。これらのことも目先の利益や手軽さに流されるのではなく、複雑に考えすぎて本来の目的を見失わないよう、単純で一番効果のある方法を探りながら進みたいですね。

竣工は11月。変わらない風景は大切にしながら、変わっていく暮らしは寄り添うように、しっかりとカタチにしていきたいですね。

関連記事一覧

  1. 福井県で設計した住宅
  2. 福井県で設計した住宅で素晴らしい雪景色が望める

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

2024年4月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  
PAGE TOP