大手ハウスメーカーのCMで、天井が高いのはいいことだというようなうたい文句を目にすることがあります。たしかにいい面もありますし、場合によっては高さを抑えたほうがいい効果を生む場合もあります。CMの中でも主人公が幼少期に狭いところで過ごした印象深い思い出が流れています。肝心なのはそのバランス感覚だと思います。
ですのでどこを高く、どれくらい高くすることが良いのかという質問には明確な答えはありません。それは間取りにもよりますし、窓の外の景色や、方位、家族の距離感など、様々な要素から生まれる空間だからです。個人的には天井を高くするというよりも、建築の中で適度に天井の高くとれる部分に用途をあてはめるような感覚です。。。
わかりにくいですね(笑)。
天井の高さは平面図ではわからないということも注意したい点です。断面図やパース、模型などを手掛かりにイメージを膨らませていくといいと思います。
天井が高いというだけではなく、空間に変化があるというのは建物の内部空間をより豊かにする効果があるので、私も積極的に取り組んでいます。
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