朝起きてから夜寝る前まで、私のそばにいつもグラスがあります。それは飲むものにより、あるいは気分により変わります。そのなかでも一番頻度が多いのがデュラレックス社のピカルディーというグラスです。飲食店のお冷がこのグラスで運ばれてくることも多いと思います。それくらい巷にあふれているモノです。
少し調べてみるとフランスで80年前に生まれたグラスで、全面物理強化ガラスを世界で初めてグラスに採用したのがこのデュラレックス社のピカルディーという商品のようです。またスタッキング時に接点を少なくなるように、少し膨らみのある九角形の独特のフォルムになっているのも美しいです。
このように割れにくいという耐久性や、スタッキングしやすい収納性、それらから生まれてきた形はまさに機能美そのものです。グラスというものに求められる性能を高い次元で実現しているので、時間を経てもなお存続しているのですね。
永く愛されるデザインというのを調べるのは楽しいですね。
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