全ての線に意味がある

「エスキス」

エスキスとは、まっさらな敷地の上に「さてどこに家を建てようかな」というところから「大体こんな感じかな」という全体像が浮かび上がるところまでの作業。

この時点ではまだ1/200程度のラフなスケッチ。

ただし住宅の良し悪しはこの作業で決まる。ここが不適切なままでは、決していい住宅にはならない。

線は人の動きであったり、冬の陽であったり、夏の陰であったり、音であったり、においであったり、気配であったり、風であったり、視線であったり。

部屋を考えているのではなくて、そこに座るとどう感じるのか。

いつ、どこで、だれが、なにを、どのようにしたいのか・・・。なぜ必要なのか・・・。

いろいろなことを考えながら、線を引いたり、分けたり、足したり、伸ばしたり、

納得がいくまで「線」を探し続けています。

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