
『城東の改修』の基本設計がまとまりました。25年前に建てられた某大手工務店の改修です。
大掛かりな工事になるので構造からチェックです。耐震的にはもちろん現行法はクリアさせなければいけませんし、断熱等級もUA値でZEH基準はクリアしたいと考えています。床下に潜り基礎の中をはいずり回って構造を調べ、屋根裏に上がって屋根の構造を確認しました。それらの確実な情報を元に新しい暮らしを実現可能な形として模索していきます。それだけでも新築とは労力が全く違います。
それでも提案内容を気に入っていただき、多少の調整で詳細の設計に入ることになりました。
角地の敷地ではありますが両隣はギリギリに建っていて、そして準防火地域。なかなか南からの自然光を十分に取り込むことは難しいのですが、それでも切り口を工夫してこの条件ならではの心地よい空間が生まれそうです。
改修工事は工事が始まってからも問題が多々起きると思いますが、それも臨機応変に対応しながらこの家らしさを作っていけたらいいなと思っています。
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