クライアントの知り合いということで、越前和紙の製造所へ訪問しました。『横越の家』で使う和紙の打合せのためです。
私は初めてお会いしましたが、なんとも気さくで、ただしっかりとした熱量を感じる方でした。
福井県越前市にある『滝製紙所』さんです。
雑談でしばらく談笑し、手掛けている和紙のサンプルがある工場へ。
そこには私の和紙の概念を変える様々な『作品』が無造作に積まれていました。これは是非とも使わせていただきたいと瞬時に感じました。
しかし話を聞けば聞くほどすごいエピソードの数々が・・・。隈研吾氏の建物に採用されていたり、テオ・ヤンセン氏のストランドビーストの帆を作っていたり。自分がどれほど地元のことを知らないかを痛感しました。
それでも滝さんは地元の人が使ってくれるのがいちばん嬉しいと言ってくれます。どんなデザインや雰囲気でもサンプルを作るからと。なんとも頼もしい限りです。
竣工は今年の年末ごろになりますが、どういう空間に仕上がるのか今からとても楽しみです。
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