『横越の家』地鎮祭でした

鯖江市というと福井県の中でもモノ作りの盛んな地域です。メガネは国内のシェア96%!ですし、越前漆器なども同じく80%を超えているようです。そんな地域で家造りのお手伝いをさせていただくことになりました。実は土地探しから相談に乗っていて、その中で私も良い印象だった今回の建設地で計画は進むことになりました。中でも気に入ったのはお隣さんの土蔵です。純粋な形態と素朴な質感が美しいのです。中庭の借景にその『土蔵先輩』にご登場いただく予定です。

敷地は昔の宿場町の一角で、その名残が通りに面する古い建物に残っています。いわゆる『ウナギの寝床』で、間口は狭く奥行きは長いという町家特有の敷地の形状です。ただクライアントは古民家のイメージも好みだったので、町家を現代に通じるようにアレンジした雰囲気でまとまりました。

また今回の建物は『職住近接』を同一敷地内で実現する計画にもなっています。これは家にいながら仕事をするのですが、同じ建物内ではなく別建物としています。昨今のコロナによるリモートワークはもちろんですが、敷地内に仕事もできる場所があるというのは、これからの暮らしにますます必要になってくるのではないかと思っています。それが福井ではほぼ必須の車庫とまとめてあるというのも大きな特徴です。仕事場としてはもちろんですが、趣味の部屋やアトリエなど多用途に活用でき、なにより住宅部とは別棟なので家族への気兼ねもいりません。最近は主流のワンルーム的住宅にも、できれば”隠れ部屋”があるといいなと思っていたのです。

ネット環境がさらに進化し、仕事というものへの取り組み方や仕組みがどんどん変化していき、価値観や経済状況なども大きく変化していくでしょう。これからどんな未来に進んでいくのかはわかりませんが、それでも自然の摂理が変わることはないはずです。迷ったときは山や空に問いかけながら日々の暮らしを考えています。この敷地からも山や空がきれいに広がって見えます。

土地の神様に感謝しながら、無事に竣工を迎えられるよう進めていきたいと思います。

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