「樹をもっと建物に近づける」

庭のヤマボウシが少しづつ色づき始めました。アオダモも葉を落としだしたら一緒に剪定したいですね。この夏の間に、随分と成長しました。

以前、京都鴨川設計塾という勉強会に参加していた時に、造園家の荻野寿人さんが講師をされたことがありました。その時に私の造園プランについて解説をしていただき、言われたことでなるほどと思ったことがあります。それは「樹をもっと建物に近づけたほうがいい。」ということ。それまでは隣地との境界や道路との境界に垣根のように並べていたのですが、それでは家の中から緑が感じにくいと。例えばデッキに影を落とすように配置したり、ダイニングの窓にかかるように配置したりというように。そうすることで雑木林の中にいるような雰囲気を演出できるようです。実際にその後、提案を生かして造園した物件は、ソファーに腰掛けるとすぐそばにソヨゴの葉が揺れていてとても心地よい空間となりました

建築家の横内敏人先生も荻野氏とよく協働されていますが、先生も庭についてはとても熱心に研究と実践をされています。その方々の話や事例を生かしながら、自分なりの庭を創造していきたいですね。

関連記事一覧

  1. 福井県で設計した店舗

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

PAGE TOP