百尺の平屋 大工刻みからの上棟

今回は施工していただく工務店さんのこだわりもあり、大工さんの手刻み加工です。

林野庁のデータによれば2016年の時点でプレカット率は92%に達しているので、現在はさらに増えているでしょう。そう考えると今回の物件はかなりレアケースです。大工技術や木構造の見せ方を考えると、大工さんが材を見ながら加工をしてくれるというのはとても魅力的な作り方です。ただプレカットもこれだけ普及しているのでその精度や技術はかなり優れていますし、一概にどちらが良いとか悪いとかということでもありません。

大工さんの墨付けや刻みという作業を進め、上棟を迎えました。建物の長さが約百尺(30m)ある平屋で、屋根は大きな切妻屋根1枚です。大きな屋根の中にいろんな暮らしを振り分けました。それでもきっと家族の成長に合わせて、暮らしの役割は変わっていくでしょう。そして時間と共に家族と建築が馴染んでいくと思います。

当日もここに暮らす家族だけではなく、ご両親やご兄弟の家族なども集い、とても楽しく素敵な1日となりました。

ご協力いただいた施工会社さんや職人さんには、ほんとうに感謝です。

関連記事一覧

  1. 福井県で設計した住宅の地鎮祭
  2. 福井県で設計した住宅のお引渡し

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

PAGE TOP