いろいろな美

もう10年以上になるでしょうか。NOMOSというドイツ製の腕時計を愛用しています。腕時計は3本所有していますが、仕事中はほぼこの時計をしています。私は腕時計は好きですがコレクターではないので、3本の腕時計をシーンに合わせて活用しています。

中でもNOMOSは手巻きです。朝、家の壁掛け時計を見ながら時間を合わせて、ジジジ…とゼンマイを巻いて家を出るのが日課です。それをしておかないと気が付くと止まっています。ただ購入して5年くらい経ってからゼンマイを一度交換して以来、何事もなく働いてくれています。裏蓋がスケルトンになっているのですが、実に美しくよくできた機械です。

私は住宅をつくるとき、できるだけ構造を美しく見せたいと考えています。構造体は力強くて、リズミカルな表情は安心感を生み出してくれます。この時計もそんな一面を持っているのかもしれません。決して時代の最先端を行くおしゃれなデザインではないかもしれないけれど、機能的で普遍的な美しさを持っているように感じます。

常に手元にある機械でiph〇neというものがありますが、これもとても美しいデザインです。ただ新しいモデルが出ると、そちらが欲しくなってしまいます。まさに時代の最先端を行くモノだからこそ持つ悩みでしょうか。

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