
とても興味のあるイベントがあったので岐阜県の飛騨高山まで行ってきました
そのイベントは木工作家の三谷龍二さんと飛騨産業が運営する『遊朴館』とが協働した店舗のお披露目会でした。お披露目会は三谷さんと鉄の金森正起さん、硝子の小澄正雄さん、店舗設計に携わった中村好⽂さん、⼩泉誠さんという豪華なメンバーでのトークショーでした。
三谷さんの話はその人柄もあって、とても穏やかで心地いいのです。心地いいというのは声のトーンもあるのですが、物事に取り組むその考え方、モノヅクリに対する誠意のようなものです。一度話をさせていただいたことがあるのですが、その時からすっかりファンになってしまいました。今回の話も、自分の中のもやもやを少し晴らしてくれました。
トークショーも終わり新しいギャラリー見学してお店を出ました。その時ばったり三谷さんがギャラリーに来られたのでご挨拶をして少し話をさせていただきました。雨の中、同郷福井の話で盛り上がってしまいすみません。でもとても楽しい時間でした、ありがとうございました。
このイベントの前に『キタニ』という家具会社が復元した『フィンユール邸』を見学してきました。北欧ならではのひかりの扱い方を、建物の開口部の向きや大きさ、また色の使い方など、地域性や暮らし方を深く考慮していてとても勉強になりました。丁寧な解説と珈琲まで出していただいて贅沢な時間でした。


そしてトークショーの後は雑貨の店『やわい屋』さんにお邪魔しました。民藝を意識されたものが多くどれも素敵で、古い民家を移築してきたという建物もとても風情があり魅力的でした。民藝への想いを店主が語っている本があったので、その子を連れて帰ることにしました。その子の名前は『わからないままの民藝』。私の気持ちを代弁するようなタイトルに思わず手に取ってしまいました。また店主と話をしているとルーツは福井とのことでまたびっくり。地理的にも近いというのもあるのでしょうか。小屋裏の2階には私設図書館もあり、こじんまりとした心地よい空間で楽しい時間でした。

悪天候の中の弾丸ツアーでしたが、飛騨高山の皆さんはあたたかかった。ありがとうございました!









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