火はもっと人の近くにあったはずだと思うのですが、現在の生活からはどんどん離れていっているような気がします。その理由は火を扱うことの煩わしさからくるものなのか、火傷や火災といった危険を伴うからなのかはわかりません。いずれにしてもご飯を炊くのもお風呂を沸かすのも今はほとんど火ではありません。最後まで残っていたコンロも大半が電気に推移している様に感じます。
もちろん電気は便利だし、安全かもしれません。光熱費が安く済むことも実際大きな問題です。電気を否定するわけではないのですが、火の存在も否定されることばかりではないはずだと思うのです。
お引渡しをさせていただく住宅の中で、みんなで一緒に薪ストーブの火入れをしました。ゆらゆらと揺らめく炎とじんわりとくる温もりは、見ているだけでもとても暖かく美しく感じます。冷えた体を温めるにはこの方法が一番シンプルなのだろうなと感じました。しかも温まるのはカラダだけではないんですよね。
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