火のある暮らしはいいもんだなと思ってはいますが、ここまで同じ想いを持った人に囲まれるとは思っていませんでした。
というのも、先月お引き渡しをした物件、工事中の物件、工事を控えている物件、設計中の物件、ほぼ9割が薪ストーブのある計画だったのです。
薪ストーブのある家は、全体の新築物件から見ればかなりのレアケースだとは思うのですが、そこでこの割合は驚きです。去年も薪ストーブのある物件がありましたし、囲炉裏を作るなんて物件もありました。
そしてこの案件の中には自分の事務所の工事も含まれています。とは言っても自宅の一角を利用した小さな小さな改装工事ですが。小さな屋根裏部屋に小さなストーブを置いて、より火を身近に感じられる空間を作る予定です。質素で純朴な仕事場になると思いますが、時には打ち合わせをしながらゆっくりと火を愉しんでもらえればと思っています。
薪ストーブを利用するのはこの時期だけですが、現代の電子制御の暮らしの中で火のある暮らしは、人間が純粋に幸せを感じることのできるとても貴重な道具のひとつではないかと思います。
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