今月の山歩き記録

いやぁ、今月はよく山に行きました。

しかもいろんな経験をしました。経験は財産だと思っているので、今月はたくさん儲かりました(笑)

まずは10/2の白山南竜ケ馬場。すごく天気が良かったので、景色というか解放感というか雰囲気というか、とにかく気持ちよかった。ここは山頂ではないので別山や白山の室堂平に囲まれているのですが、山頂の解放感とはまた違う何とも言えない安心感のような心地よさがありました。

10/15~16、人生初の避難小屋泊りです。勝山市から登る赤兎山という白山や別山が間近に見えることで有名な山にある避難小屋にソロ泊です。この日は他にも利用する人はなく、夕焼けに染まる美しい白山も独り占めです。その後、特にすることもなく20時には就寝。ただダウンの上下を着てダウンのシュラフに入ったのですが、この日は冷え込んだのか身体が寒さに慣れていなかったのか、夜中に何回も目が覚めました。その度に外に出て星空を眺めながら、なんてきれいなんだと満喫してまたシュラフに帰るということを繰り返しました。それでも寒くて眠れないほどではなかったので満足。朝も4時ごろから日の出を待っていたのですが、この日は雲に阻まれご来光は拝めず。ちなみに下山した翌日の朝には白山が初冠雪とニュースに出ていました。

10/21、20代の頃から付き合いがあって、今は仕事でもよく会う友人と冠山。紅葉を楽しむには少し早かったけど、久しぶりのクサリ場は楽しかった。山頂で話した人生の先輩方は、本当に人生を楽しんでいるなぁと。クサリ場の上の山頂でパスタを茹でてナポリタンをおいしそうに炒めていたり、携帯アプリの話で盛り上がる76歳には脱帽です。こちらが元気をもらいました。

10/28、鳥取県にある国宝、三徳山三佛寺投入堂。前回の冠山登山で話していた友人と、ひょうんなことから二日前に行くことに決定。ちなみに彼は元宮大工で、現在は工務店社長。建築をかじっているなら一度は見てみたいと思う建築を、思い付きで行くことに。この辺の機動力はお互いに変人の域ですね。なんせ往復11時間以上かけて、往復2時間の山登りに日帰りで行くんですから(笑)。その国宝を前にして感じたことは、人間が死ぬほど苦労して作り上げたものも、自然の前では微かな存在でしかないなということ。ただこの建築はそのことを人間に心身の底から感じさせる存在であるということ。これはあくまでもここに立った自分が感じたこと。

こうやって山の中にいると、太陽は東から登って西に沈むし、水は上から下に流れるし、夜になると暗く寒くなるということに逆らえないとわかるんです。自分なんてちっぽけな存在なんだから、自然の摂理に流されて生きていけばいいやって思うのでした。

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