住宅を建てた敷地内に、小さな居場所を提案しています。小屋だけの機能でもなく、小家ほど完成されているのでもない、だけど素朴でどこか満たされる存在が「小舎(こや)」です。
このプロジェクトで僕は小舎の位置や大きさの計画をして、基礎、土間、木構造、屋根と外壁の防水シートで包む、というところまで請け負います。その先の外壁や内壁の仕上げは建主本人にお任せ。もちろん仕上げ方や施工方法、材料の手配などはお手伝いします。

前回『横越の家』の庭の一部に建築させていただきましたが、今回は『清水の平屋』の敷地内に建てています。大きさは今回は3坪。半分が物置で、半分が屋根のみ。居室としての利用ではないので断熱等はしていませんが、気候の良い時期ならこの中の居心地も良いはず。この先、周囲には樹を増やし、ファイヤーピットの夢もあるようなので、それらも考えながらの小舎プロジェクトです。
この小舎ではもうひとつ取り組みをしていて、それは古材利用。別の場所で施工中の『崎の古民家』から古い建具を1本譲ってもらい、小舎の入れ口に使わせてもらっています。古い建具で傷みがあるとはいっても大きなケヤキ1枚の板でできた建具。使うには手当が必要ですが、処分するにはもったいないので、ちょどよいタイミングでした。事情は双方にお伝えして『物々交換』です。物々交換もとても良い仕組みだと思っているので、これからも「これはっ!」と思ったら進めていきたいプロジェクトです。

建主が外壁を進めながら途中で小窓をつけていました。しかも自分で図面を描いて。グッドジョブですね。










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