玄関

玄関は家の顔と言われます。訪問者はまず玄関に来るので、そういう意味ではいちばん初めに印象をつくる場所になるかもしれません。「人は見た目が9割」という本もありましたが、玄関の雰囲気で訪問者の印象を大きく変える可能性はありそうです。印象の良い玄関とはどういうものでしょうか。

玄関を構成する要素として、ポーチがあります。ここは気候の影響が大きい箇所なので地域性を考慮する必要があります。たとえば福井県は雨の日が多く、雪もたくさん積もります。ですので周囲に雪が積もっても、雨風が多少強くても、しっかりと屋根がかかり雨具等の準備ができるスペースが必要となります。またポーチの屋根は高すぎるより低いほうが落ち着きがでます。軒先は床から2,200~2,400くらいまで下げることが多いです。もちろん他の部分とのつながりや設ける方位によっても異なります。

次に玄関の建具があります。建具は引き戸か開き戸が一般的です。木製とするのかアルミ製を使うかというのもあります。アルミ製は車のキーレスのようになってきているので便利ですが、私は木の雰囲気が好きなので木製をつくることが多いです。便利さでは劣りますが、その質感はとても魅力的です。またガラスや格子といったバリエーションも多くあるのでオリジナリティーを出せる箇所でもあります。

その他には表札やポストやインターホンの子機、照明器具なども印象を左右するアイテムになります。もっと言うと天井や壁や床の仕上、敷居の高さなんかも影響してくるでしょう。ちなみに設計事務所の敷居というと、「高い」とこたえる人が多いように思います。たとえば映画「みんなのいえ」に登場したインテリアデザイナー(唐沢寿明さん)や、テレビドラマ「結婚できない男」に登場する建築家(阿部寛さん)は話を盛り上げるためにキャラクターの特徴を面白可笑しくしている部分はあると思いますが、一般的なイメージは「頑固」で「妥協しない」「気難しい」印象なのでしょう。こういうイメージが敷居を上げている理由のひとつかもしれませんね。

脱線しましたが、玄関は留守中でもストリートビューでも見られます。もちろん街並みをつくる大きな要素にもなります。でも玄関を印象良くつくる一番おおきな理由は、家族が帰ってきたときに「ほっ」とできることかもしれませんね。

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