本当の省エネとは

梅雨も明けて日差しも厳しきなってきました。じりじりと暑いですねー。夏はそうでなくっちゃとも思うけれど、私の住んでいる福井県はとにかく湿気が多くて蒸し暑い。以前、新婚旅行でハワイに行ったときは気温は高いけどカラッとしていたから、さわやかだったなぁ。

住んでいる以上はこの気候風土と付き合っていかないといけないですよね。それこそ、寝ても覚めても常にその空気の中に身をおいているわけです。だとしたら少しでも環境のいいところに身を置きたいですよね。日差しが強ければ日陰に入りたいというもんです。できれば少し風が抜けてくれると気持ちいい。ゆったりと座れる場所があって、外の緑が揺れているのを見ながら、団扇片手に子供たちの遊ぶ姿を眺めたりなんかして。気持ちいいなぁ・・・

妄想が過ぎましたが、それこそが家の存在です。家族の過ごす場所だと思うのです。私の家にも奥行1.8m幅7.2mの広いデッキがあります。それは南側なので屋根が掛けてあります。そのおかげで夏の直射日光は室内に入ることはありません。室内が直接熱せられることはありません。雨が降っても窓を濡らすこともありません。汚れにくく、傷みにくいです。多雪地域で今年の1.5mを超える記録的な積雪でも、窓を押すことはありませんでした。子供たちはこのデッキでスノーウェアーに着替えていました。

最近はウッドデッキといわれることが多いですが、昔でいうところの濡れ縁です。ここにも日本人が日本の気候風土と共に過ごすための知恵がたくさん詰まっています。最近はエアコンのない生活はもはやありえませんし、私自身もエアコンはもちろん利用しています。ただ、直射日光に熱せられた床と、日陰になっている床を同じ温度までエアコンで冷ませようとしたとき、どちらがエネルギー消費が大きいかというのは誰でも想像できると思います。自然の理屈や先人の知恵をわかったうえで計画していくほうが、何倍も生活の幅が広がり、楽しさが増え、省エネになると思うのです。

ただ残念なことに設計者がこの大切さをわかっていても、予算が合わないとここを削られてしまうことが多いような気がします。この部分は家の大きさには入らないことが多いので。どうしても床面積という数字にとらわれてしまうんですよね。

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