2021 02 京都鴨川建築塾

今回の講師は松本昌義先生。吉田桂二先生のお弟子さんです。吉田学校門下生としては参加しないと天国の桂二先生に怒られてしまいます。久しぶりの吉田イズムにわくわくして講義に耳を傾けました。

吉田学校に通ったのは今から8年前になるでしょうか。基本コースの『技組』に1年、上級コースの『匠組』に1年通いました。その学校で木造住宅という建築の構造の考え方や見せ方などを学びました。毎回課題を提出し、その度に先生から「愛ある」厳しい言葉をいただいたものです。当時勤めていた会社が桂二先生を師と仰いで、設計者だけでなく会社中に先生の教えが浸透していたので、その徹底ぶりは素晴らしく魅力的でした。私もその環境の中で桂二先生の教えにどっぷりと浸かり、さらに学びたいという気持ちも大きくなりました。吉田学校には毎年全国から30人~40人ほどが集まっていたので、その勉強熱心な『建築マニア』達との交流も楽しいものでした。

松本先生のテーマもやはり桂二先生直伝の”架構と整合した間取り”です。柱と梁の理屈を考えて組みながら、間取りを作りなさいという教えです。間取りに合わせて柱と梁を組んでは無駄が多く、窮屈で、弱い建物になってしまいますよということです。私の設計の基本は今でもこの考え方です。そしてこの考え方がとても理にかなっていることが分かるようになってきました。

そしてその教えを踏まえての課題です。1間グリッド、間取り係数、広がり空間などなど、桂二先生の教えを十分に反映させた計画を提出したいと思います。わくわくしてきます。

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