「浅水の家」竣工撮影

「浅水の家」の工事が外構もほぼ完了したので、カメラマンさんを迎えて竣工の撮影をしていただきました。9/12(土)、13(日)に内覧会も控えているのでその新聞広告用の撮影も兼ねて行いました。

ソファーに掛けたときに借景に見える山肌が西寄りの斜面なので、今回は午後からの撮影をお願いしました。より外とのつながりがきれいに見えるかなと思いまして。そしてその後は夕景の撮影です。

この日は天気にも恵まれてきれいな青空が広がってくれました。南向きの建物は撮影すると特に青空が際立って美しいですよね。造園工事は施主様が依頼した近所の吉川造園さんです。ここもかなり頑張ってくれました。私は住宅を設計するときは庭も同時に計画します。道路から見た時も、キッチンに立った時も、ソファーに腰かけた時も、揺れる緑が視界に入るように考えています。お隣さんの庭木やその先に見える山の木々も、ずっとそこに住んでいると存在することが当たり前に感じてしまいがちですが、それが人工物ではないことのありがたみは視線が遮られないと気が付かないかもしれません。そういうありがたい存在を見逃さないように心掛けています。

日中は室内から庭越しの広がりが心地いいですが、夕景は室内から漏れるあかりが通りに柔らかく広がります。造園屋さんが提案してくれたライトアップもとても効果的です。

少し話は変わりますが、建築家”吉村順三”さんの言葉を思い出します。

「日暮れどき、一軒の家の前を通ったとき家の中に明るい灯がついて、一家の楽しそうな生活が感じられるとしたらそれが、建築家にとっては、もっともうれしいときなのではあるまいか」

これからこのあかりとともに、一家の楽しそうな生活が街にあふれるとしたら、本当にうれしいですね。

竣工写真は後日、施工事例に掲載させていただきます。

内覧会は9/12(土)、13(日)、福井市内で完全予約制にて行います。ご希望の方はお問合せフォームからご連絡ください。

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