明るい「北側」

一般的に北側というとよくないイメージが先行しがちですよね。北側は陽が当たらないから?住宅を新築する際に分譲地を見に行っても、南向きより北向きのほうが安い場合が多いです。そこで「北側」について考えてみます。

地球に住んでいる限り、太陽は東から昇り、南で一番高い位置になり、西に沈んでいきますよね。ただし日本では季節により太陽の角度は変わります。夏至の約78度から冬至の約30度の間で移動します。これが南に傾くので南側のほうが陽当たりがいいと言われるんですね。そう考えると確かに南面に陽があたる時間は長いです。

では住宅を建てて住んでみることを考えてみます。明るさだけなら南面は確かに陽当たりはいいですね。ではその居室の南側に庭をつくります。緑があふれて気持ちよさげですね。花も咲いてくれるといいですよね。。。でも居室から庭の緑を眺めると、木々の北面を見ていることになります。さらに花も南に向かって咲くので、こちらを向いてくれません。。。これを「逆光の庭」といいます。では、北側に開口を設けてそこから北側の庭を眺めてみます。開口から光は差し込んできませんが、その先に広がる庭の木々は葉に青々と陽を受け、花もこちらに向かうように咲いてくれます。これを「順光の庭」といいます。

もちろんどちらが正解というわけではありません。建築地にはメリットもデメリットもあります。ただメリットも生かせなくては意味がありませんし、デメリットも考え方次第ではメリットに転換できるのです。不動産屋さんは土地のプロです。ただ住むことに関しては建築家の土地の見方を参考にすると、デメリットをうまく生かした発想があるかもしれません。

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