旧木下家住宅

いよいよ4/24日から一般公開が始まります。福井県勝山市にある旧木下家住宅です。数年前に国指定の重要文化財になり復旧工事が進められていました。

私が初めてこの建築のコトを知ったのは、おそらく10年位前です。大学の建築科の先生が研究されているのを聞いたことがありました。その後、度々新聞などでは目にしていたのですが、正直こじんまりした住宅だと思っていたのです。

それが先日近くに用事があったので寄り道して驚きました。こんなに立派な建物とは思いもしませんでした。草むしりをされていた方に話を聞いたら、江戸に栄えた庄屋さんだと言っていました。おそらく農業で栄えたのだろうと。ただ長く空き家になっていて、随分と朽ちていたのだそうです。それをあの大学の先生が見つけ出してここまで復旧させたのです。険しい道のりだったのではないかと思いますが、素晴らしいことです。

古い普請帳も残っていて、永平寺の宮大工が工事に関わっていたということもわかっているそうです。できることなら今はまだ荒れたままの庭にも手を入れてもらえると、見事に当時の風情が蘇ると思います。もうあと少し頑張ってください。楽しみにしています。

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