『平泉寺の家』

建設地の造成も完了し、住宅の実施設計を進めています。30代ご夫婦と小さなお子様2人、家族4人のための住宅です。

福井県の方なら分かるかもしれませんが「平泉寺」という地域は福井県の中でも山の多い勝山市にあり、その中でもさらに山に入ったところで、近くにスキー場もいくつかあります。そして地名の通り近くには「平泉寺」という白山信仰の拠点寺院があり、歴史は古く約1300年前に泰澄によって開かれ、広大な境内には数千におよぶ坊院が建ち並んでいたとされています。

また最近は『恐竜博物館』の名も広がり、来年には「星野リゾート」のホテルが来るそうです。

そんな勝山市の山間の中、敷地は丘陵地に位置し約120坪の南北に長い形状で、周囲とは傾斜や高低差もあります。住宅街のような場所ではないので、周囲とは緩やかにつなげながら、住宅が敷地に馴染むように配置や形態を考えました。また雪の多い地域なので、車庫も建物内に計画し、それを踏まえてスキップフロア型の間取りとしています。

敷地の南側はひな壇上に田畑が緩やかに広がっているので、視界が開け遠くの山並まで望めます。季節のいい時期は大きな開口が眺望とLDKを心地よくつなげてくれるでしょう。また大きな開口に深くかけた屋根は、風雪から家や暮らしを守る意味合いもあります。

今年10月頃の竣工予定ですので、進捗の様子を載せながら進めていきたいと思います。

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